
柔道のグランドスラム(GS)タシケント大会は5日、ウズベキスタンのタシケントで開幕して男女計5階級が行われ、男子60キロ級の永山竜樹(了徳寺大職)が優勝した。決勝で元世界王者のエルドス・スメトフ(カザフスタン)を優勢で破った。女子48キロ級の角田夏実(了徳寺大職)は決勝で元世界女王のムンフバット・ウランツェツェグ(モンゴル)に一本負けした。
女子48キロ級の角田は得意のともえ投げや関節技で一本勝ちを重ね、決勝に進んだ。だが最後は元世界女王で30歳のムンフバットが腕を絡めながら放った奇襲技に崩れ、一本を奪われる完敗だった。
17年世界選手権は52キロ級で2位に入るも、阿部らとの国内の激しい競争を避けて一昨年に階級変更。東京五輪代表を逃したものの、28歳の技巧派の意欲は衰えていない。「できるところまでやってみたい」と2024年パリ五輪を視野に入れており、この負けをばねにできるか。(共同)