明治安田生命Ｊ１第４節第１日（１３日、ニッパツ三ツ沢球技場ほか）Ｃ大阪はＦＷ大久保嘉人（３８）のゴールなどで横浜ＦＣに４－１で快勝。開幕５戦５発の大久保はＪ１通算最多得点記録を１９０に伸ばし、約６年９カ月ぶりの日本代表入りへアピールした。川崎は柏を１－０で下し、開幕５連勝。福岡が徳島との昇格クラブ同士の一戦を２－１で制し、今季初勝利を挙げた。湘南は３－１で仙台を破って初勝利を手にした。
ぬかるんだピッチをものともしない。Ｃ大阪のＦＷ大久保が開幕５試合で５ゴール目。雄たけびを上げて喜んだ背番号２０の勝ち越し点を、雨上がりの空にかかった虹も祝福した。
１－１の後半１５分、ＤＦ松田の右クロスを頭で合わせた。ジャストミートはしなかったが、ゴールネット右をしっかり揺らし、仲間と抱き合った。「集中力というか、ボールが来たときのワクワク感を思い出した」。絶好調の今の心境をそう表現する。三ツ沢球技場は豪雨のため、２時間遅れの午後４時開始に変更されたが、蘇ったゴールへの嗅覚はイレギュラーを苦にしなかった。