サッカー日本代表 10年ぶりの日韓戦「全力で戦います」|テレビ東京スポーツ:テレビ東京 – テレビ東京

サッカー日本代表 10年ぶりの日韓戦「全力で戦います」|テレビ東京スポーツ:テレビ東京  テレビ東京…

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2011年8月10日 国際親善試合 日本vs韓国 日本代表先発メンバー 写真:JFA/アフロ

 サッカー日本代表が韓国代表と対戦する。3月25日に日産スタジアムにて行われる国際親善試合で、国内での韓国との親善試合での顔合わせは10年ぶりで、日本サッカー協会が3月10日に発表した。反町康治日本協会技術委員長は「できる限りのベストメンバー」で臨みたいとしている。

 本来ならば、3月25日は2022年ワールドカップアジア2次予選で日本代表とミャンマーとの対戦が予定され、30日のモンゴル代表との予選2連戦となるはずだった。

ところが先月、ミャンマーで軍事クーデターが発生。その影響でこの予選が延期されていた。これに代わる強化試合を模索していた。

韓国との対戦は、2019年12月に韓国で行われた東アジア4か国によるE-1選手権以来。国際親善試合での顔合わせは、2011年8月10日の対戦(3-0で日本が勝利)以来で10年ぶりとなる。

韓国は3月に予定されていたアジア2次予選が2試合とも6月に延期されており、「互いに強化をしたいという強い要望があった」と、オンラインで会見した日本サッカー協会の反町康治技術委員長は明かし、「お互いにでき得る限りのベストメンバーでやろうと一致している。我々は欧州組を含めてベストメンバーを考えている」と話した。

両者の対戦成績は日本の13勝23分け40敗で、現在のFIFAランキングでは日本の27位に対して韓国は38位だ。

 開催実現には、政府が設けている入国制限などの新型コロナウィルスの感染対策があるため、制限緩和の特例措置が必要となる。

反町委員長は、試合実現へ向けて「まだ全てのハードルを飛び越えていないが、ワールドカップ予選があることを踏まえて、政府にもできる限りの努力をしていただいている」と話し、できる限りの感染対策をした中で「たくさんの方に感謝して、意義のある活動にしていかなければならない」と語った。

 また、コロナ禍での開催で観客を入れるか否かについては、「政府の方針に従ってやっていく」としながらも、「できればお客さんのいる中で、希望と勇気を与えられるような試合をしたい」と述べた。

 日本代表の森保一監督も日本協会を通じてコメントし、「コロナ禍でありながら、この試合が開催できるのは、多くの方々のご尽力があったから。ご協力いただいた皆様に感謝します。この試合の開催に手を尽くしてくださった方々、日本代表を応援して下さる皆さんに勝利を喜んでいただくとともに、プレーを通して勇気と元気を伝えらえるよう、全力で戦います」と話している。

 なお、日本のミャンマー戦など、延期されたアジア2次予選は今年6月の国際マッチデーに組み込まれ、9月からは最終予選が行われる予定になっている。

アジア2次予選は2019年11月までに前半戦が終了。現在のところ、F組の日本は4戦全勝の勝点12で首位に立つ。一方、H組の韓国は2勝2分けの勝点8でトルクメニスタン(3勝2敗)に次いで2位に付けている。最終予選へは各組1位と2位チームの中から上位4チームの合計12チームが進出できる。

反町委員長は、「まず、モンゴル戦でしっかり勝利して勝点3を獲りたい」と話しているが、そのためにも直前に行われる韓国戦は重要な一戦となりそうだ。

 日本代表が韓国、モンゴルと対戦する3月下旬には、今夏の東京オリンピックを目指すU-24日本代表のU-24アルゼンチン代表との国際親善試合2連戦(3月26日東京、29日北九州)も予定されており、フル代表とU-24代表の間での選手の振り分けも気になるところだ。

 25日の日韓戦のキックオフ時間は調整中で、ナイトゲームで予定されている。

取材・文:木ノ原句望

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