出番待つ初招集組 モンゴル戦へ意気盛ん―サッカー日本代表 – 時事通信ニュース

　サッカー日本代表は２８日、ワールドカップ（Ｗ杯）カタール大会アジア２次予選Ｆ組のモンゴル戦（３０日、千葉・フクダ電子アリーナ）に向けて、千葉県内で冒頭１５分のみを公開して調整した。新型コロナウイルスの影響で、近年では珍しく国内組が半数以上を占める。その中でも、初招集の８人はチャンスを生かそうと意欲を燃やしている。
　２５日の韓国戦では、代表戦初出場の山根（川崎）が先制点を挙げるなど、計５人がデビュー。山根と同じサイドバックの小川（Ｆ東京）は「国内組はあのゴールで勇気をもらったし、自分たちもという気持ちが強くなった」と振り返る。
　２９歳で初選出となった稲垣（名古屋）は特別な思いを持つ一人。森保監督が広島を率いていた当時に指導を受けていたが、出番に恵まれなかった。今では名古屋の攻守において欠かせない存在に。「いろんなものを経験した後の姿を、森保さんにしっかり見せたい」と誓う。
　格下のモンゴル戦では、多くの選手に出場機会が訪れる可能性も。韓国戦で決定機を逃した江坂（柏）は「シュートを打って試合の流れに乗れた感じもあったので、そこは次に生かせる」。山根に続けとばかりに、代表初ゴールへ意気込んでいる。