大相撲夏場所 豊昇龍、大関連破 天性の足技、叔父譲り – 毎日新聞

大相撲夏場所 豊昇龍、大関連破 天性の足技、叔父譲り  毎日新聞…

9日目(17日・両国国技館)

 調子の上がらない大関をひっくり返した。8日目に朝乃山を内掛けで破った豊昇龍が連日の足技でこの日は正代を外掛けで倒し、土俵を大きく沸かせた。

 「思い切って起こせばなんとかなるだろうと思っていた」と豊昇龍。立ち合いで力強く踏み込んで正代の出足を止めると、下から飛び込んで2本差す。狙い通り起こした相手と胸を合わせるや、右脚を巻き付けて外掛け。大関をあおむけにし、取組後の取材に「自信になりました」とマスク越しでも分かる満面の笑みを浮かべた。

 モンゴルで幼いころから日本の大相撲中継を見て育ち、叔父の元横綱・朝青龍に憧れた。レスリングを経験した後、2018年初場所で初土俵を踏むと番付を駆け上がった。昨年秋場所の新入幕以降、5場所で挙げた36勝のうち、内掛けが4、外掛けが3、掛け投げが1と足技が代名詞になりつつある。だが、本人は「狙ってはいない」と言う。勝利にこだわる中で自然に体が反応しているといい、それは、叔父譲りの天性の勝負勘ゆえだろ…

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