テレビ静岡
本谷育美アナウンサー:
静岡県内では牧之原市も含め16の市が事前合宿の受け入れを決めていたんですが、さまざまな理由で中止が相次いでいます。 例えばこちら焼津市のモンゴルチームは合宿後一旦本国に戻る計画でしたが、その場合は14日間の隔離が免除されないので、合宿を止めることにしたそうです。 そのほか国際大会の日程が変わってしまったり、来日するための定期便が飛んでいなかったりといった理由で、これだけのチームが中止を決めています。 そして県内ではベロドロームと富士スピードウェイ周辺で自転車競技が行われますが、日本の観客をどのくらい観客を入れるのか、または無観客なのか、まだ決まっていません。 矢野先生、感染流行地域からも観客を受け入れることについてどうお考えでしょうか。 浜松医療センター感染症管理特別顧問 矢野邦夫医師:
観客がどうしても入りますと感染は完璧に防ぐことはできないんですが、実際に全く観客を入れないというのは難しいのかなと思うものですから、ですから十分な感染対策、マスクをきっちりして距離を開けて、そして例えばスポーツのクライマックスになった時には声を上げず楽器ですね、ハリセンだとかバルーンだとかマラカスだとかそういうものを使って楽しまれる、そういう方法しかないのかなと思っております。 本谷アナウンサー:
観客を入れる場合、どんなシチュエーションで感染が起こるのでしょうか。 矢野医師:
マスクが着用されない、もしくはマスクから鼻が出ている状況で、1メートル未満に近寄った段階で声をあげていると感染は起こると思いますので、そういった状況を作らなければ、なんとか感染は防げるのではと考えます。 本谷アナウンサー:
対策としてはやはりマスクが一番大きいところになるのでしょうか? 矢野医師:
マスクは非常に重要な感染予防の対策の器具となります。 本谷アナウンサー:
観客を入れるとなりますと、人の移動も発生しますから、私たちも今まで以上の感染対策をしっかりしていかなければいけないと思います。