
スピードを活かした守備を見せた伊東(写真はモンゴル戦) photo/Getty Images
自身は無得点ながらゴールに絡む活躍
日本代表はFIFAワールドカップのアジア2次予選で、ミャンマーと対戦して10-0と大勝。最終予選出場を決めた。この試合でスタメン出場して好機を演出したのが伊東純也だ。79分までプレイして無得点に終わるものの、持ち味のスピードを攻守に活かした。
得点へとつながるプレイも見せた伊東。1点先制した22分、鎌田大地からのパスは相手DFにカットされる。すると伊東は、すぐさまボールを追いかけて奪取に成功。中央へとドリブルを仕掛けると南野拓実へとパスを送る。左サイドを駆け上がった長友佑都が南野のパスを受けるとクロスを供給し、最後は大迫勇也がゴールを決めて追加点を奪った。
一度はパスミスとなったものの、自らのスピードを活かしたプレスで、すぐにボールを奪ってゴールへとつなげた。切り替えの早さと自らの足の速さが相まったプレッシングにミャンマーの守備陣はついていくことができなかった。
伊東の持ち味といえばその圧倒的なスピードだろう。この試合でもスルーパスに何度も抜け出し、他の選手では諦めてしまいそうな厳しいパスにも追いつき、日本のチャンスへとつなげた。そのスピードは攻撃だけではなく守備にも活かされており、相手にボールを奪われると、すぐさまプレスを開始。相手DFもあのスピードで詰め寄られると、かなりのプレッシャーになるだろう。それを見事得点につなげたシーンが大迫の1点目のゴールだった。
今季はベルギーのジュピラー・プロ・リーグで38試合に出場して11ゴール14アシストを記録。攻守にわたってベルギーで培った経験をチームに還元。前回モンゴルに14-0と大量得点を決めた試合でも2ゴール3アシストと結果を残し、日本代表においても欠かせない選手へと成長している。ただ今試合では、チームは10得点ながら自身は無得点。次戦は伊東もゴールネットを揺らすことができるか注目だ。