日本サッカー協会(JFA)は10日、新型コロナウイルスの影響で延期されていた2022年W杯カタール大会アジア2次予選の敵地・モンゴル戦(3月30日・ウランバートル)を千葉市のフクダ電子アリーナで開催すると発表。午後7時30分開始、無観客で実施する。外国人の新規入国停止措置の解除と海外からの入国後、14日間の待機期間中の活動が認められる「アスリートトラック」の適用が開催条件となる。
モンゴルでは新型コロナの感染防止対策で3月末まで外国人の入国が停止され、6月末まで大規模な競技大会を開くことが認められていない。そのため、モンゴルサッカー連盟が日本での代替開催を要望し、アジアサッカー連盟に承認された。モンゴル連盟の主催試合で、試合会場もモンゴル側が選定した。
オンラインで取材に応じたJFAの反町康治技術委員長(56)は「そこで最終予選への切符を決めたい」と述べ、欧州組の招集を見据えながら準備を進めていく意向を示した。
モンゴル戦の前にホームで行われる同2次予選・ミャンマー戦(3月25日・日産ス)に関しては、同委員長は「(軍事クーデターの)情報と状況は得ている」としながらも、試合ができるかどうかについては「ちょっと何とも言えない。ごめんなさい」と話すにとどめた。
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