久留米工業大で卒業式 モンゴル留学生答辞 /福岡 – 毎日新聞

久留米工業大で卒業式 モンゴル留学生答辞 /福岡  毎日新聞…

久留米市の久留米工業大で19日、学位記授与式(卒業式)が開かれた。学部生と大学院生の計275人が門出の日を迎え、モンゴル出身の留学生、メンドサイハン・ヘルレンさん(22)が代表で答辞を述べた。【高芝菜穂子】

工学部建築・設備工学科4年のヘルレンさんは、モンゴルで日本語を学んだ後に来日。大学の4年間でデザインや設計を学び、ボランティア活動にも打ち込んだ。答辞では「私たちはそれぞれの目標に向かい情熱を傾け、学問に課外活動に励んできた。学び得た知識や経験を生かしながら、良き社会人となるようにまい進する」と述べた。

卒業後は東京の企業でデザイナーとして働く。ヘルレンさんは取材に対し「4年間でいろいろな人に出会い、成長できた。さまざまな考えを取り入れた空間をデザインし、人と人や各国の懸け橋となり、平和な社会をつくることに貢献したい」と抱負を語った。

同大は今回、新型コロナウイルス対策で、式を午前と午後の2部制にした。学生と教職員だけが参加し、保護者のためにインターネットでも配信した。

〔筑後版〕

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