茨城県城里町で予定されていた東京五輪モンゴル空手代表選手の事前キャンプが中止されることが11日、分かった。 町によると、4月下旬に事前キャンプの打ち合わせのため、会員制交流サイト(SNS)を通じて同国空手連盟に連絡したところ、今月6日に「モンゴル国内で新型コロナウイルスの感染が拡大している影響により、城里町での事前キャンプをキャンセルしたい」と回答があった。 上遠野修町長は「コロナ対策が優先される時期であり、事前キャンプを取り止めたことは適切な判断」とコメントした。 町と同連盟は19年3月、事前キャンプを実施することで合意。同年11月には出場を目指す選手団が来日し、町で練習を積んだほか、町民との交流も行った。 モンゴルを巡っては今年4月、桜川市で予定されていた射撃選手らの事前キャンプ中止も決まっている。