羽石国臣は2002年に開催されたソルトレイクシティオリンピックに出場している。スピードスケート500mの代表として出場、12位となった。
「ニューヨークテロがあった次の年だったから、アメリカは開催しないのかもって噂もあった大会。オリンピックは一度だけしか出場できなかったけど、ワールドカップは各国を転戦するから色々な国に行ったよ。イタリアのパスタとピザは普通に美味しかったし、それと韓国(料理)も日本人には合うよね。駄目だったのはモンゴル。肉とかちょっと…。それに朝起きたら外はマイナス50℃。凍傷になるから大会は中止になったのを覚えている。懐かしい話だよね」と思い出を振り返る。
そんな羽石は来期A級3班に降班。「前期の最後の最後に失格。まあ半年の修行です」。新人の119期がデビュー。その新人と走ることになるが「大丈夫。俺は離れないから」と自信の表情。そう、羽石にはオリンピックに出場したダッシュ力がある。(アオケイ・伊藤博記者)